【体験談】中学生の不登校|私立から公立への転校・復学について

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我が家の息子は私立の中高一貫校に通っていましたが中学1年生の11月から学校に行かなくなり、その後完全に不登校になり11か月の間、全く学校に行くことのない長期不登校になりました。

 

その後、復学支援機関に相談し中学2年の9月に公立の中学に転校することで学校に復学することが出来、公立の高校を受験し合格することで不登校を解決することが出来ました。

 

私立の中学に通っていて不登校になった場合の解決方法の一つとして、転校をして不登校を解決したことを経験した親として情報を記事として配信します。

私立中学で不登校になったときに親が考えていたことは

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我が家の息子は受験をして中高一貫校に通っていました。運動部にも入部していて中学1年の1学期の頃は何の問題もなく普通に通学しクラブ活動にも参加していました。

 

夏休みの頃も特に問題はなかったのですが10月の野外活動の頃から学校に行くことを嫌がるようなそぶりがありましたが、親としては特に気にもしていませんでした。

 

その後しばらくして朝登校して行く時間に学校に行き渋るようになり「家を出ては戻ってくる」ことや、電車通学していましたので「駅まで行っては帰ってくる」日が続きました。

 

そんな日が何日も続き、体調が悪いようにも見えましたので暫く休ませて様子を見ました。

 

一週間程経った後、息子に学校に行くように伝えましたが、制服を着て家を出ようとしますが結局学校に登校することが出来ず、その後続けて学校を休むようになってしまいました。

 

この頃、親としては「これが不登校の始まり?」と自分の子供が不登校になるとは考えてもいなかったので、何をすればよいかが全くわかりませんでした。

親としては通っていた私立中学への復学以外は考えていませんでした

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自分の子供が不登校になるとは考えてもいませんでしたので、いざ学校に行かなくなると当然のように通っていた学校に復学させることだけを考えていました。

 

どうすれば学校に戻るか・・・、担任の先生に相談をしたりネットなどで情報を調べていましたが、不登校のことにはついては詳しくはなりましたが学校に再登校(復学)する為には何をすればよいのはか全くわかりませんでした。

 

学校を続けて休みだした頃の息子の状態はまだそれほど酷いものではありませんでしたが、段々と学校に行かないことへの抵抗もなくなってきていて、親としてもこのままの状態を抜け出し、一日も早く通っていた中学への復学のことだけを考えていました。

 

自分の子供が不登校になるとどの親も通っていた学校に戻そうと考えるのは普通のことだと思いますし、通っていた学校に戻ることが不登校を解決するには最良の方法には間違いないことだと感じています。

私立中学で長期不登校になり復学支援機関に相談してみると

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学校を休む日が続き全く学校に行くことが出来ない長期不登校になり、再登校する為に色々なことを試みましたが「自分達の力だけでは解決することは難しいのではないか」と感じ出したころ、ネットで調べてみて不登校専門の支援機関があることを知りました。

 

それまでも不登校生を支援するフリースクールに相談をしたり、電話で不登校の支援機関に相談もしていましたが言ってることはわかるのですが、実際に何をすればよいかを知ることは出来ませんでした。

 

その後親としても相当悩みましたが不登校を解決するには専門の支援機関に相談する必要があるのではないかと考え、不登校専門の復学支援機関に支援をお願いすることを決めました。

 

子供の不登校の状態や不登校になった経緯などを詳しく伝え、今後どのような方法で不登校を解決していくかを具体的に説明してくれました。

 

まず、息子自身が学校に行けていない状態をどのように考えいるかを知る為に、息子をサポートすることを前提として支援してくれる復学支援機関のスタッフの方が直接息子に会う機会を持つ状態を設定しました。

 

自宅に息子がいる状態の時に復学支援機関のスタッフの方が家庭を訪問するという形で息子と会うことをはじめ、その後も定期的に自宅を訪れることを続けてもらいました。

子供本人は復学後に転校をしてでも公立高校への進学を望んでいました

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復学支援機関のスタッフの方がまず息子と会う機会を増やしていき、段々と息子との信頼関係を築いていってくれました。

 

色々なことを息子と話し、学校に行けなくなった子供達の家を訪問しながら支援していることを息子に伝え、更に息子との信頼関係を築きます。

 

その後、しばらく時間が経ってから復学支援機関の代表の方がスタッフと息子が自宅で会っている時間に合わせて自宅に入り、息子に直接学校に行っていない状態の事を問い詰めました。*登校刺激と言われている手法です。

 

代表の方が息子と会うのはこの時が初めてで、厳しい態度で息子に接しましたがスタッフの方がフォローすることで息子の本心を聞き出すことが出来ました。

 

この時復学支援機関の代表の方が色々なことを息子と話し、息子自身が「学校を休んでいる状態から学校に復学したい意思」があると聞いた時には親としては安心しましたが、復学後の進路の高校は受験してでも公立の高校に進学したいと聞いた時には親として驚きました。

子供の本当の希望を聞く事が不登校の解決には重要では?

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息子が考えていた公立の高校への進学ですが通っていた私立に復学した場合には公立への高校を受験するには条件的にも難しいことがわかりました。

 

中高一貫校の場合、基本的に中学を卒業した後は通常そのまま私立の高校に進学することになります。

 

私立の中学から公立の高校を受験することは出来ないことはないですが息子の場合、長期不登校になっていますので復学してもその後公立の高校を受験することが出来るかどうかは条件が難しいことになることも予想出来ました。

 

公立の高校を受験するのなら公立の中学に復学して、その後公立の高校を受験することも可能です。

 

ただ、不登校の状態から公立の中学に復学して公立の高校を受験できるかは、出席日数や内申点のことを考える必要がありました。

 

色々なことを調べましたが息子の場合、公立中学に復学し公立への高校を受験することが可能であることがわかりました。

 

親としては受験して入学した私立の中学から公立の中学への復学をすることを認めることには葛藤がありましたが、息子本人が望んでいる公立の高校への進学をするには公立の中学への転校をした方がよいことがわかりました。

 

息子の希望を第一に考えた結果「最後まで通っていた私立への復学か、公立への転校をしての復学かを迷っていた」息子本人が公立の中学への復学を決めた時には息子の意思を尊重するようにしました。

不登校になり私立中学から公立中学に転校をして復学するメリットは?

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公立の高校への進学を希望していた息子ですが、復学した後継続して登校をしないことにことには受験をすることすらできません。

 

不登校になり長期間不登校になっていた場合、体力的にも学校に通うことが難しいことがあります。

 

不登校になる前に息子が通っていた私立への中学への通学は電車で通っていましたので学校に到着するまで時間も掛かりますし、親としても毎日登校していくことが出来るのかどうかわからず不安になります。

 

一方、公立の中学の場合は徒歩での通学で学校に到着するまでの時間も徒歩で20分程度でしたので私立の中学に登校することと比べても登校することは楽な環境です。

 

不登校からの復学「学校に通うことが楽なこと」も条件の一つだと思います。

 

息子の場合、電車で通っていた私立の中学から公立の中学への復学を選びましたが「学校に通いやすい環境」にあることは公立の中学を選んだメリットであると考えています。

不登校になり私立中学から公立中学に転校をして復学するデメリットは?

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私立中学に通っていて不登校になった場合、通っていた私立中学に復学することが殆どだと思います。

 

私立中学には受験をして入学をしていますので不登校になった場合に公立への復学・転校をまず考えることは少ないのが普通のことです。

 

それでも私立中学から不登校になった後、公立中学への復学・転校をする場合にはデメリットもあります。

 

私立の中学は中高一貫校が多いので一度通っていた学校に復学することが出来、継続しての登校をすることが出来れば高校への進学はしやすくなります。

 

一方、公立中学への復学・転校をした場合には高校受験は一から考える必要があります。

 

私立の中高一貫校の高校への進学のしやすさと比べると公立中学からの高校進学には色々なことを考え、志望校選びも簡単ではないことが多くなります。

 

まして、不登校に期間が長い場合などには学校に通っていなかった期間の成績も考慮する必要がありますので公立中学への復学・転校はデメリットも多くあることを考えておく必要があります。

親として私立中学から公立中学への転校しての復学を決心した理由は?

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息子は私立の中学に通っていて不登校になりましたが、親としては最初は私立の中学への復学しか考えていませんでした。

 

復学支援機関の方が息子の望んでいることを聞き出すことをして息子が受験してでも公立の高校への進学を望んでいることが分かった時は親として驚きましたが、息子自身の望んでいることを受け入れることが不登校を解決するには必要だと気付きました。

 

子供が不登校になったとき、解決する方法は色々なケースがあります。

 

自分の子供が不登校になった時、解決するには「親の考えを優先するよりも子供自身の望んいでいる事を優先すること」が重要だと思います。

 

支援を受けた復学支援機関の方にも子供本人の意思を第一にする必要があると言われましたので、親の考えよりも子供の望んでいた公立高校への受験をしやすい公立中学への復学を決めることが出来ました。

まとめ

不登校を解決する方法には決まりはないと思います。

 

通っていた学校の事、復学する学校の事、次の進路の事・・・。子供の環境はそれぞれ異なります。

 

自分の子供が不登校になり復学支援機関に協力をしてもらい解決することが出来ましたが、不登校を解決するには「子供が置かれている状態からの次の進路のことを優先」することが重要だと思います。

 

不登校に関して数多くの情報があり、復学して学校に通うようにするか、学校以外を選ぶかを選ぶかを考える必要があると思います。

 

どの方法を選ぶかは家族の考えもあると思いますが、我が家は息子自身の望んでいることは最優先しました。

 

不登校の問題を解決することは難しく、学校に行っていない期間が長くなると更に解決は困難になると感じています。

 

子供が学校に行かなくなると「様子を見て待つ」ことをする場合もあると思いますが不登校を経験した親としては長期不登校になることだけは避けた方がよいと思います。

 

期に不登校の状態から抜け出すことが出来れば解決することも可能だと感じていますので、子供が学校に行けなくなった場合は早期に「信頼のおける不登校の支援機関」に相談することも必要なことだと感じています。

 

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