子供が中学生で不登校になり親として考えていたこと

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我が家の息子は中学1年の10月に学校に行かなくなりました。休みだした時はこれが不登校の始まりだとは全くわかりませんでした。とにかく学校に登校させる事を最初は考えていました。また原因探しも色々としました。

息子は一度休みだしてからは復学(転校)するまでは一度も学校に行くことはありませんでした。完全不登校になり11ヶ月間の長期不登校期間中には何度も昼夜逆転もしました。

そんな不登校期間中に考えていたことを記事にしました。

中学生で不登校になったことは親としても大変驚きました

息子が不登校になるまでは「不登校」という言葉は聞いては知っていましたが自分には関係のないことだと思っていました。学校に行けなくなる子供は特別な子供で自分の子供が不登校になることなど全く気にもしていませんでした。

最初、息子が学校に行かなくなった頃にインフルエンザが流行っていて熱も少しあったようなので何も考えずに学校を休ませました。熱が下がり体調が戻れば今までと同じように学校に行くだろう、と思っていましたが1週間程度が過ぎ、体調も戻ったので何事もないように自宅を出て登校して行ったその後、家に戻ってきました。

「なぜ行かない?」「行かない理由はない」と思い、「とにかく学校に行くように!」と息子に伝えましたが結局その日は学校に行かずに休むことになりました。

その後も自宅を出ては戻ってくる日が続き、これは何かおかしい・・・と思いましたがまだこれが不登校の始まりだとは気付いていませんでした。

今現在当時の事を振り返ると「こんなにもある日突然不登校は始まるのか・・・」と思います。あまりに突然過ぎる不登校に始まり方には当時大変驚きました。

不登校がいつまで続くのかわからないことは親として大変不安でした

息子が不登校になり毎日家に居るようになった頃にはいつになったらこの状態から抜け出すことが出来るのだろうか?再び学校に通えるようになるのだろうか?高校に進学することは出来るのだろうか?と心配なことが多くありました。

親しい人は気軽に「どうにかなるよ」「学校に行かなくても大丈夫」などと声を掛けてくれますが当事者の親としては決して気軽に物事を考えることなど出来ず、やはり不登校の事は当事者でないとその気持ちはわからない事だと感じていました。

自分の子供が学校に行かなくなり、他の子供達が普通に学校に行っている姿を見た時には何故自分の子供が学校に行くことが出来ず、家からも出ることが出来なくなってしまったのだろう・・・と考える事が多く、昼夜逆転で昼間眠っている息子を見ると辛くなることが多くありました。

いつまでこの状態が続くのか、出口はあるのか・・・。不登校を経験した親なら皆同じ気持ちになるのではないでしょうか・・・

中学生での不登校、親としては学校に行かなくてもよいのでは?とも考えていました

息子の不登校が長引くと通っていた学校に戻ること以外のことも考えていました。フリースクールや次の進路には専門学校や通信制の学校、不登校生を受け入れている全寮制の学校なども考えていました。

基本的には元の学校に復学することを考え、学校にも何度も相談をしたり日々の自宅での様子を担任の先生に伝えたりはしていましたがこれと言った解決に繋がることはありませんでした。

家内は不登校専門のカウンセリングも受けていましたが確かにカウンセリグを受けた時に聞いてくることは正しいのですが、解決に繋がる方法を教えてもらって来ても実際に息子に対してその方法を行うことは困難なことが多く、この方法で解決することは出来ないのではないかと、一定の期間でカウンセリングを受けることは終了しました。

不登校期間が長くなると学校以外に解決を求めることになることもあると思います。

中学生で不登校になると高校受験が気になる親が殆どではないでしょうか?

中学生で不登校になると高校受験のことが気になります。高校受験は志望する学校によって条件が異なります。また市町村によっても中学生期間の出席日数や内申書の対象となる期間が異なります。

それまで何の問題もなく学校に通っていて進学する志望校を考えていても一度不登校になり続けて学校を休みだすと希望している高校を受験することが条件的に不可能になる場合もあります。

病気や怪我などで学校を休んだ場合だと体の調子が戻れば再び学校に普通に行くことが出来ます。しばらく続け休んで勉強が遅れた場合なども補習などをすれば取り戻すことは比較的簡単な事です。

一方、不登校で長期間学校に行っていない場合は学校を休む期間は決まっておらず、いつから学校に行くかもわかりません。そのような時は勉強の遅れはそのままになっていることが殆どですので高校の受験を考えているなら出席日数とあわせて勉強の遅れも気になることです。

まとめ

息子が学校に行っていなかったときには親として色々なことを考えました。

一番感じたことは学校に通っている時には運動部にも入部して活動していましたので健康な中学生でした。それが学校に行かなくなってからは家からも出ず見るからにも病人のようでした。不登校なるとこんなにも変わるものかと考え方がそれまでとは変わってしまいました。

まさか自分の子供が不登校になることなど全く考えていませんでしたが一度学校に行かなくなると不登校に関するあらゆることを考えるようになりました。

誰もが自分の子供がある日突然学校に行かなくなるとは思っていません。自分の子供が不登校なり始めて不登校のことを知ることになります。

何もすればよいのかを考えている間に時間が経ち不登校の期間が長くなることが多いので不登校が減らない原因の一つだと思っています。時間が不登校を解決することは少ない筈です。

長期不登校にだけはならないように早期に適切な対応をすることが重要だと改めて感じています。

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