子供が学校に行かなくなり休む日が続き不登校になったとき「学校には行かなくてもいい」「学校以外にも居場所がある」とよく聞きますが実際はどのようなものでしょう?「学校に行かなくてもいい場合」「学校に行ってはいけない場合」「学校以外の居場所に行くことを考えた方がよい場合」など、色々な選択肢があります。
実際に息子が中学一年で不登校になり、その後長期不登校になりましたが11ヶ月後には学校に戻りました。(転校となりましたが)不登校期間中には他の居場所のことを考えたり、実際に不登校専門の支援機関に相談もしました。
不登校を経験した父親として、学校に行かなくなったとき、その後のことの考え方などを配信します。
不登校になるとまず学校に復学することを考えるのが普通です
子供が学校に行かなくなり不登校になってしまった場合、まずは学校への復学を考えます。学校に復学する為に色々なことを考え担任の先生に相談をしたり学校に行っていない状態から学校に復学する為にはどういったことをする必要があるかを考えて行動するようになります。
不登校になるまでは毎日学校に行くことが当り前でしたので学校を続けて休むことになると、一番気になることは勉強の遅れのことではないでしょうか?中学生の場合、勉強の進み方も早いので病気や怪我などで数日~1週間程度学校を休む場合とは違う感覚になります。親としては一日も早く学校に復学することを考えますが思うように復学することが出来ないのことが不登校を解決することが難しくなっている現状ではないでしょうか?
不登校の期間が長くなると学校以外に相談をすることも必要?
不登校になり学校に行かない期間が長くなった場合、学校以外の機関に相談することは必要かと考えます。通っていた学校に相談をして協力を得て不登校が解決するようになればいいのですが、学校との相談だけでは不登校が解決することが出来ないことが多くあります。
そのようなときは学校以外の不登校専門の支援機関に相談することも解決する為には必要なことです。不登校の問題を解決するには学校に行っていない子供をサポートする機関や復学専門の支援機関などに相談すると色々なアドバイスをしてもらえるので何をすればよいかがわからないときには相談をしてみると不登校を解決することに繋がる場合もあります。
不登校の子供への接し方はある意味独特なものがありますので学校では対応できないようなことへの対応もしてくれる機関もありますので家族だけで悩んでいるなら一度相談してみることもよいことです。
不登校になっている子供本人は学校のことをどう考えているのでしょう?
不登校になっている子供達の本当の気持ちを知ることは難しいことです。中学生の場合、思春期の時期でもありますので子供の気持ちを聞こうとしても親との会話を避ける子供もいますので会話することさえ難しいこともあります。不登校を経験し大人になったときに本人達は学校に行っていなかった頃、多くが「本当は学校に行きたかった」と話します。
学校に行きたかったけど長い期間休んでしまっているのでいざ学校に行くにしても「何をどうすればよいかわからなかった」と多くが話します。後になって学校に行きかったと言うことが多いので学校に行っていない時期に親以外の第三者が子供の「本当は学校に行きたい」と言う気持ちを聞くことが出来れば、学校に復学するために必要なこともわかり行動することにも繋ぐことが出来るようになります。
不登校になっても学校に復学した方がいいの?
不登校になった後、必ず復学した方がよいかというと決してそうではありません。イジメがあった場合や通っていた学校とに相性がよくない場合、復学した後の進路が子供の希望に沿っていない場合などは復学以外の選択肢を選んだ方がよいこともあります。
イジメがあった場合は復学した後も陰湿なイジメが再びあることも考えられます。学校との相性は子供の性格にもよりますが学校に通うことが難しくなることもあります。また復学後の進路を考えると学校に戻れても希望の進路に進むことが困難な場合がありますので次の進路のことも考えて復学することを考える必要があります。
不登校の後の復学には色々なケースが考えられます。長期間の不登校の場合には「復学することも」「継続しての登校をすること」も大変ですが「進路のことまで」を考えて行動する必要があります。
不登校になり学校以外の居場所を選んだ場合は
不登校になり学校に戻ること以外の選択肢を考えることがあります。学校に行っていない子供の本当の気持ちが学校に復学することよりも他のサポート校や居場所などに行きたい場合ときには学校以外でもいいと考えています。
学校を休む期間が長くなり自宅から外に出ない期間が続くと体の成長にも影響が出てきます。学校以外の居場所などで子供自身がやりたい事を見つけ、次の進路に進むことが出来るなら学校以外の選択肢を選ぶこともよいことっです。ただ、学校以外を選んだ場合その後の進路がわからないこともありますので取り合えず学校以外の選択肢を選ぶのではなく学校に復学する場合と同様に将来自立できることに繋げれることも考えておくことが必要です。
不登校になっても大人になって自立する為にはやっぱり学校は必要?
不登校になった場合「学校に行かなくてもよい」「学校以外からでも大丈夫」とよく聞きます。確かに学校以外を選びその後大人になり自立していくこともあります。不登校から学校に戻ることは困難な場合がありますがやはり学校でしか経験することの出来ないことがあります。社会に出ていくと殆どの人が団体に属する必要があります。子供の頃はどの団体にも属さず、一人で不登校の期間を過ごすことも出来ます。学校以外の選択肢を選んだ場合にも大人になるまでは面倒を見てくれますがいつかは社会に出て一人立ちする必要があります。
不登校になった場合、学校に行くことが必要かどうか長い期間議論されていて「学校に行く派」「学校以外を選ぶ派」に意見はわかれます。どちらが正解かは子供ごとに違いますが「何でもかんでも学校に行かなくてもよい」と考えるは少し違うと思います。
もちろんイジメがあった場合や学校との相性がよくない場合には他の選択肢を選んだほうがよい場合が多くあります。しかし学校に通うということはその後の社会に出ていくために団体での生活をする為に必要なことを学ぶことや学校でしか学べないことも多くあります。学校に通いされえすば自立できるとものではありませんが、社会に出て行くために必要なことは学校でしか身につけることが出来ないこともあります。
不登校になった後、学校以外からでも大丈夫?
不登校になり元の学校に復学せずフリースクールや居場所などに通うことで不登校の状態から抜け出すことが出来る場合もあります。そのような場合、将来自立することが出来ればよいのですが自立することが難しくいつまでも自立出来ず社会に出ることが出来ない場合もあります。
色々な情報を見ると一定数は不登校になった後、学校以外を選び自立することが出来ていますが不登校を経験した父親としては学校以外の選択肢を選らんだ場合には自立することは難しい場合が多いと感じています。中には学校以外の選択肢を選び不登校の子供特有の個性・才能を見出し大成することもあります。そういったケースは大きく取り上げられますが、そのようになるのはほんの一握りではないかと思っています。
社会に出るときに団体に属することに慣れておらず中々社会生活に馴染めないこともあります。不登校になった後、学校に戻ることだけが正しいことではありませんが大人になって自立していくには学校に通うことで社会に出た時に必要な団体に属することを身に付けることが出来ることが出来るようになる場合が多くあります。
まとめ
不登校になった後、「学校に戻るか」「学校以外を選ぶか」長年議論がされていて正解はないと思います。私自身、息子が不登校になり長期間学校に行くことが出来ないときには他の選択肢に通わせることも考え、実際に相談をし支援も受けました。息子は一時的に支援を受けることをしましたがその後の進路のことまでその支援機関では決めることが出来ませんでした。
その後復学専門の支援機関に相談をし、支援を受けることで息子自身が学校に通いたいことがわかり転校にはなりましたが学校に通うことが出来、志望校の高校・大学と進むことが出来ました。
不登校になったあと、どの進路を選ぶかは大変難しいことです。家族だけでは解決をすることが難しい場合もあるかと思いますが子供が自立出来て社会に出るにはどのようにすればよいかを考えて、出来れば早期に解決できるように迅速な行動が必要だと考えています。時間が解決することは不登校には少ないと思いますので早期の対応がとても重要だと息子の不登校を経験して感じます。
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