中学に普通に通っていた息子がある日を境に学校に行かなくなり、その後完全不登校になりました。
学校に行かなくなる前は不登校のことは全く知らない世界でした。
自分の家族に不登校の問題が起こり、息子が学校に行っていない期間に数多くの事を経験しました。
解決に繋がったことや無駄だったと思うことなど色々なことがありました。
不登校期間中は一時は解決しなくても将来何とかなるのではないか?と考えていたこともありましたが、やはり今となっては早期に不登校を解決する必要があると感じています。
不登校を経験した親としての情報をブログで記事として配信します。
不登校になって始めて知ることばかりだった初期の頃の体験談
自分の子供が思いもしなかった不登校になり、親としてはただただ辛くなぜこの子が不登校になったのか、学校や友達に関する原因ばかりを探していました。
クラスのある生徒の存在に、学校へ行けなくなったことの原因があると思いこんだりもしていました。
しかしその生徒は「息子を学校へ行き辛くしたきっかけ」にすぎなく、不登校になった原因は中学生になり自我の芽生えや今までの親の子供への接し方や会話の仕方などに間違いがあったという事を学び、息子に謝りたい気持ちにまでなりました。
子育ては学校の授業のように誰かに学ぶという機会もなく、自分が親に育ててもらったような感覚で子育てしている方も多いと思います。会話や声かけが重要だなんて思いもしなかったですね。
どのようにすれば不登校から学校に行くようになるのかを考えていました
子供が完全不登校になり、このままではいけないと思いどうにかして学校へ行く事が出来ないかを、夫婦で必死で解決策を探していました。
ネットから不登校に関する色々な情報を集め、これで試してみようと不登校専門の方の情報を実践したりもしましたが、子供を動かす事には繋がりませんでした。
こうした情報を知る事で今までの子育てを否定されているかのようなやり切れない気持ちにもなりました。
自分達だけでは無理だと思い不登校専門の機関のお兄さん的な存在の方と息子が接し、少しでも学校へ行く方向に向いてくれないかと試みもしましたが難しいものでした。
この頃の一番の気付きは子供を変えるよりまず親である自分が変わらないといけないという事でした。
不登校は自分達の力だけでは克服することが出来ないと感じます
子供が不登校になり、親としてはお金がある程度かかったとしてもその時は必死なので子供が動き出してくれるならという思いで相談に行ったりもします。
そこで指導されたようにするのですが中々いい方向にはなりません。
時間ばかりが過ぎ子供自身も絶望的になっていくようで、その姿を見るのはあまりにも辛すぎました。
このままではいつまでも家に閉じこもっているような状態が続き、子も親も精神的にもおかしくなるのではとまで思うようになってきました。
息子も親がどうにかして学校へ行かそうとしているのを感じ今まで以上に閉鎖的になり、自分達親の力だけではどうにも出来なくなってきていました。
学校に復学すればよいと思っていたしたが継続登校の難しさを知りました
これが最後の手段という固い決心で、夫婦で信頼した不登校専門機関でお世話になり、復学に向けてこちらの先生方と一緒に解決する事が出来ました。
復学できた事は本当に嬉しく、もう関わって下さったすべての方に感謝する気持ちでいっぱいでした。
ただ復学してからの道のりの方が長く一年近く休んでいた息子にとっては険しい道のりである事は間違いありませんでした。
復学してからは想像していた以上に思いもよらない事も起こりました。
その都度復学に向けてお世話になった先生方に助けて頂き、親としての対応の仕方も学ばせてもらいました。
一度休む事で嫌な事から逃げる選択をしている息子にとってはまた逃げ出したくなるような場面が何度かありましたが、ひとつひとつ息子と向き合いながら休まずに登校する事が出来ました。
不登校専門の支援機関に克服する為に教えてもらったこと
固い決心でお世話になると決めた支援機関の先生方には本当に色々な事を教えて頂きました。
まず家族の在り方、父親の役割や母親の役割。子供との会話の仕方や聴き方。子供が失敗するとわかっていても先走りせずに、それを見守り失敗を糧に前向きに向き合えるようにしてやる事。
子供を否定せず自己肯定感を高めてやるなど、自分達親がいなくなっても自分達で生きていけるようにしてやる事など、たくさんの事を教えて頂きました。
教わったことは今までの子育てをしてきた中でも知らないことばかりでしてので、親としての考え方も知ることは大変価値のあることでした。
不登校を克服していなかったらどうなっていたか・・・
不登校の状態のまま、どこに属する事もなく長い間家に閉じこもっている状態が今も続いていたとすれば考えるだけで恐ろしくなります。
兄弟にもよくない影響を与えたと思うし、家族皆が心身共に不安定になり、息子の家庭内暴力へをも起こりうるような環境になったいたのではと思います。
復学できなくても家以外のどこかに属していればまたそこから道も開けてくるのではと思います。
我が家は子供が学校に行きたいけど長い間休んだので行けないという感情が強かったので学校に戻すという考えでした。
中学生で不登校になっても卒業は出来るので高校生活は普通に送りたいと思っている子もいると思います。
そんな時、子供が行ける高校を提案できるように親は準備はしておくべきだと思います。
不登校を克服した体験談は実際に経験したからこそブログ書けると思います
不登校期間中、色々なことを体験しました。数多くのネットの情報やブログなども見ました。
そんな中でもやはり不登校を経験した体験談的なブログは大変参考になりました。
不登校に関するブログの中にも色々な考え方のブログがあり、家庭によって考え方はそれぞれだと感じています。我が家は復学することを選び(転校になりましたが)学校に戻ることが出来るように、出来る限りのことを行いなした。
その時の様子の情報はブログだからこそ紹介出来ることも多くあります。
不登校の情報は一般的な考え方と、個人の考え方は異なることがあると感じています。
我が家の場合は中学生の期間に転校という形で不登校を解決することが出来ましたが、そのまま不登校の状態が続き引きこもりになる可能性もあると感じていましたのでやはり早期解決することは必要なことだと思います。
まとめ
子供が不登校になると親も世間から突き放されたような感覚になります。
今まで一生懸命子供の為と思ってしてきた子育ては間違いだったのかと自責の念にかられたりもしますが誰かが悪いとかいう問題ではありません。
ただ、他の子に比べて繊細だったり少し気持ちが弱かったり、その子独特の感性であったりする子が多いのではと今となっては思います。
不登校の原因は子供の性格や環境に適応出来なかった時に起こる事が多いと思います。
そうなった時教えられたのは、夫婦が同じ方向を向いて同じ考え方に基づいた対応をする事だと教えて頂きました。
夫婦といっても同じ考えばかりではなくぶつかる時もありますが、同じ方向を向く事が早期解決にも繋がると思います。
不登校の事について夫婦間でも考え方が異なることがありますので、世間一般の考え方とは違う考え方が必要なこともあると思います。
不登校が長期化すると問題は学校に行かないということだけなく、社会にも適応出来なくなってしまうこともあります。
長期間引きこもっていて、その後問題を起こしてしまったり事件を起こしてしまうことも最近では非常に多くあります。
自分の子供がまさかそのような事になるとはどの親も考えいないのが普通です。
それでも、万が一でもそのようになる可能性があることを感じたので我が家は復学を支援を受けることで不登校を解決したことに意味があり・解決する必要があったと経験上考えています。
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