不登校の中学生の家での一日の過ごし方・昼間の過ごし方

不登校,過し方 生活のこと

我が家の息子は中学一年で不登校になりました。

 

不登校になった頃は親としても何をどうすればよいかかがわからず、学校に行かない息子に一日の過し方を指示することも出来ませんでした。

 

不登校期間中には色々な情報を調べ、毎日どのように過ごせばよいかを考えましたがこれと言った正解はありませんでした。

 

不登校になった後、どのように過ごしていたのかをそれぞれの時期の「息子の一日の過ごし方」として記事にし、情報を配信します。

中学生で不登校になった頃の家での一日の過ごし方は?

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学校に行けなくなり親としても無理やり学校に行かす事はしませんでした。

 

それでも「生活リズムだけは崩さないようにしよう」と思い、朝は兄弟が登校してから起こしていました。

 

学校を休みだした頃は体調もそんなに悪いようには見えませんでした。

 

昼間に外に出る事は息子も他人の目が気になるのか、外出はしないで家の中でゲームをして過ごす日が殆どでした。

 

早朝ならと思い主人が仕事の前に歩いていたので一緒に歩く事を提案し3日ぐらい続きましたが、また家の中でゲームをして過ごす日が続きました。

 

食事は声をかければ一緒に食べて風呂にもはいっていました。

 

週末の仕事が休みの日は主人と車で遠出をして釣りをしたり身体を動かせる場所に行き1日リフレッシュし、そんな日は顔色もよくなったように思いました。

 

主人と外出した時には心身共とも少しは楽になったように感じたので主人が「明日から学校に行くか?」と聞くと「行く」とは言いましたが、息子は動く事もなく月日だけが過ぎていきました。

 

だんだんと息子も昼夜逆転になり、父親となるべく顔を合わせないようにしているように見えました。

不登校の期間が長くなった頃の昼間の家での過ごし方は?

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息子は学校に行かない日が続き、その後完全に不登校になりました。

 

その頃に昼間は起きていることもありましたが、朝の通学する時間は寝ていることが殆どでした。

 

不登校の子供の特徴として、本来学校に行かなくてはいけない時間は寝ていたいという気持ちがあります。

 

学校に行っていないことに少なからず罪悪感を持っていますので、やはり本来学校に行くべき時間に起きていることは辛いことだと思います。

 

不登校に生活が長くなってくると学校に行ってない状態でも安定した生活パターンとなるようです。

 

昼間の時間には本屋に行ったりコンビニに行ったりすることもありました。

 

親としては家の中にこもっているよりは外に出る方がよいと考えがちですが、普通は学校に行くべき昼間の時間に外出することが多くなってくると、子供の意識の中に学校に行かないのが当り前という考え方を持ちだしていることにもなるので注意が必要だと、不登校専門の支援機関の方に指摘されました。

 

不登校期間の昼間の過ごし方、時間が経ってくると多くの子供がなるように昼夜逆転の生活パターンになることが多くなってきました。

 

不登校の子供の昼間の過ごし方には親としても何をどうすればよいのが分からないことが殆どではないでしょうか?

 

我が家の場合でも昼間にどのように過ごさせることがよいのかはわかりませんでした。

不登校になった中学生の夏休みなど長期休暇中の家での過ごし方は?

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不登校の間に冬休み・春休み・夏休みがありました。

 

学校の長期休暇の期間は兄弟や他の生徒も休みなので、それほど体調が悪そうには見えず普通の中学生にみえましたが生活面では昼夜逆転は続いていました。

 

学校に行けなくなり一か月ぐらい経っていましたが、クリスマスもお正月も家族と一緒に過ごしました。

 

お正月に外食をしたのですが、電車で行くので嫌がるかなと思いましたが家族と一緒に行きました。

 

久しぶりの外出で電車に乗って外をじっと見つめている姿が何かを考えているようでした。

 

年が明け、新学期が近づいてくると何となく息子も落ち着かないよう気配を感じました。兄弟は新学期になり普通に登校して行き、家にいる息子はヘッドホンをしてパソコンに向かっている時間が多くなりました。

 

もうすぐ新学年になる事や自分自身が長い間休んでいる事など、現実逃避をしているようにも見えました。

 

新学年が始まり息子は冬休みが終わった頃より状態が悪くなったように思えました。

 

段々と昼夜逆転も酷くなり顔色も青白く体も痩せだし、学校に行っていた頃と比べると見るからにも体調は悪いようでした。

 

その頃、公共系の支援をお願いしていた機関の訪問のお兄さんとは家の中で会えていましたが、外には出る事もなく段々と殻の中に閉じこもるような感じに見えました。

 

そんな状態が続き、また長い夏休みが近づいてきました。

 

このまま長期の不登校が続くと学校に行けるはずがないという切羽詰まった危機感からずっと以前から気になっていたある機関での支援を最後の望みをかけてお願いする決断を夫婦でしました。

 

夏休み中に支援機関の方に家庭に入ってもらい、息子自身や家族と関わっていきながら学校に行けるように指導をして頂き2学期からの登校を目指していました。

 

不登校生にとって長期休暇は気分的には楽な期間でしょうが、新学期が始まると同時にどうにも出来ない自分から逃避したくなるのではないかと思います。

 

子供の力だけでは一度学校に行けなくなると再登校することは難しいことだと感じました。

不登校から再登校が近づいた頃の家での一日の過し方は?

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息子の決断した復学への道は「私立から公立へ転校する」というものでした。

 

私たち親が絶対的に信頼を寄せていた不登校の支援機関のお兄さん的存在の方達と私立から公立へ転校する準備を始めていきます。

 

転校となると制服から教科書からすべて準備する必要があります。

 

学校への下見や挨拶、今の授業の進み具合やクラスの事とか友達の事など、考えれば不安だらけな事ばかりです。

 

公立中学なので同じ小学校で学んだ顔なじみの友達も多くいますので、再登校前は支援の方の指示で仲のよかった近所の友達に遊びにきてもらったりして息子自身が学校の様子などを聞いたりしていました。

 

何をおいてもやっぱり「友達の存在が息子には一番必要」で周りの友達には感謝しかありませんでした。

 

勉強も約一年間何もしていませんので、再登校までに漢字や数学の問題集をしたりもしていました。

 

再登校前日は、支援の方ともう一度登校の準備を確認して明日に備えました。

 

なるべくリラックスできるように支援のお兄さんも夕方まで一緒に過ごしてくれたりしました。

 

いよいよ再登校の朝、朝早くから支援のお兄さんが家に来て下さり一緒に朝食を取り学校まで行ってくださり、息子と暫く職員室に待機してくれていました。

 

正直、再登校の朝は起きて来るのか、やっぱり行けないとならないかと色々な不安がよぎり生きた心地ではないような心境でした。

 

息子は転校生なのでクラスの皆の前で挨拶をしないといけませんが、なんとか無事にクラスに入り復学することが出来ました。

 

長い長い不登校からやっと抜け出せた感慨深い一日でししたが、この先のことを考えると不安も同じぐらいありました。

不登校後の継続登校をしている頃の家での過ごし方は?

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再登校をして二日後に緊張と疲れからか行き渋りがありましたが何とかその週は登校する事が出来、週末は友達と遊んでいました。

 

休み明けには不安に思っていた事が起きました。

 

中々起きてこず息子の携帯から「熱っぽいので熱を計る」と連絡があり、実際は熱があったかどうかはっきりわかりませんが、「学校を休む事を前提にしている」のがはっきりと見えたので支援の先生の指導のもと、「学校は行って当り前」ということを息子の中に意識づけて下さいました。

 

その後も段々と学校には慣れてきているように思いましたが、さすがに体力は落ちているので体育は辛いようでした。

 

体育の授業が初めての柔道で中々思うように出来なくて家では私を相手に練習をしていたりしていました。

 

その後、持久走が始まり自分でも「やばい!」と思ったのか、夕食後毎日雨の日もカッパを着て近所を走っていました。

段々と今までの分を取り返そうという気持ちの表れは親としても嬉しく、心の中で応援するしかなかったですね。なんといっても約一年の間、運動をしていなかったので、急に走ったりすると足が痛くなり学校への徒歩の通学にも影響してきたので整骨院に連れていくと、偏平足がひどく足の筋肉もないので足の裏に負担がかかり痛みがでたうようです。

 

暫くして登校の疲れからか風邪をひいてしまう事もあり、また不安がよぎりましたが薬を飲んだり首元を暖めたりして自分でなんとかしようという気持ちがみえ、学校に行く事への意識の持ちようの変化には少し驚きました。

 

転校後の初めての定期テストはなんとか全科目受けることが出来ましたが、やはり英語が全くわからなくなっているみたいで自分でも危機感を感じていたようでした。

 

高校受験に向けて一から勉強していかないと難しいので、この頃から塾の導入を考え高校受験にむけて備えていく必要があると感じました。

不登校を克服した後、高校生になった頃の家での過ごし方は?

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息子は自分の第一希望の高校に入学する事ができました。

 

志望校を聞いた時は学校に行っていない息子のレベルでは「大丈夫かな?」と心配しましたが、息子に合った塾で結果を出す事が出来、ほっとしました。

 

受験前の勉強に対する集中力は見ていても凄くわかりました。

 

正直、約一年間勉強から遠のいていたのによくここまでやってこれたなと思いました。

 

入学した高校には同じ中学の友達も何人かいたので息子も心強かったと思います。

 

一学期が終わる直前に友達とサッカー部に入部しました。

 

幼稚園の頃からサッカーをしていた時期があり、初めてではなかったので私も自分の好きなクラブに入って楽しんでくれればと思っていたのでよかったと思いましたが、その反面高校の運動部は厳しいので「ついていけるのかな?」という心配もあったりもしました。

不登校になった後の過ごし方は時期によってそれぞれですが解決する為には

不登校になった子供の一日の過ごし方はそれぞれで家庭によっても異なると思いますが、それぞれの時期によって過ごし方は変わってきます。

 

学校を休みだした頃、全く学校に行かなくなった頃、長期休暇の期間、復学する事、復学した後継続登校して行く頃・・・、どの時期でも不登校を解決しようと考えいるんが親の気持ちだと思います。

 

不登校を解決するにはそれぞれの時期によって対応方法が異なります。

 

それぞれの時期によって最善の解決する為の方法を家族だけで考え、実践することは難しいことだと感じています。

 

不登校になった状態から抜け出す為には、学校や友達・支援機関などの協力が必要な場合が殆どだと感じています。

まとめ

子供が不登校になるとずっと家にいる姿を目にするので、親もどうにかしなくてはという思いから、子供に生活態度の事やこれからの事などを話そうとします。

 

しかし中々子供の本音である「心の声」を聞く事は難しいと思います。

 

親も人間ですので感情がつい出てしまい、とっさに子供に投げかけた言葉に後悔する事もあります。

 

最初は何か嫌な事がきっかけで休みだし、段々と子供も本人にとって楽な方を選ぶ事で休みが長期化していき、最初の問題より長く学校を長く休む事でまた行きづらくなる事が多いです。

 

我が家の場合、不登校中の過ごし方やその先に進む事など親だけで対処して復学させる事は出来なかったと思います。

 

不登校になると「一日の過ごし方はどのようにすればよいかがわからないこと」が多いです。

 

それぞれの時期によっても一日の過し方・昼間の過し方は異なりますし、家庭によって生活パターンも違いますので「これが正解」ということはないと考えています。

 

家庭によって環境は違いますし、学校に戻ることだけが正解ではありませんので不登校になった後の家での過ごし方にも色々なケースがあります。

 

そのような中でも親として考えておきたいことは、動けなくなってしまっている状態から抜け出すことが出来るように常に子供の家での過ごし方は把握しておき、必要があれば支援を受けることなども必要だと感じています。

 

子供が不登校になり動けなくなった状態から抜け出す為には、解決する為に必要な行動をしその時々に適した生活パターンを考えて一日の過し方を考える必要が重要ではないでしょうか。

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